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2014年 05月 17日
映画の試写会の招待状が届いた。うふ。
木曜日の待合でお見かけした老夫婦。 自分の親より上の世代だと思われる、おそらく80代。 混みあう待合室の入り口で、しばし立ち止り、座るところを探している2人の手は やさしく、でもしっかり繋がれていた。 付き添いは無く、二人で助け合いながら暮らしている姿が目に浮かぶようだった。 譲られた席に、奥様をかばいながら並んで座る姿を見て、 不覚にもうるうるしてしまった。 私は、自分から希望してシングルになることを選んだけれど、 本音は旦那様を頼りに、家庭を守って生きたい人間だった。 その人生の先には、このご夫婦のように、手を取り合いながら生きる老後もあるはずだった。 元夫との間に、この先平穏な生活が想像できなくなって別れ、後悔したことは無いけれど。 このご夫婦とて、山あり谷ありの、若いころは喧嘩ばかりの生活だったかもしれないし、 波風のたたない関係なんて無いだろう。 荒波を乗り越え、手を離さなかった姿の、なんと眩しいことよ。 そして今朝、テレビでまた人の良さそうなじいちゃんばあちゃんが出てた。 ばあちゃんが「この人は、本当にいい人、こんないい人おらん」と、 じいちゃんのことを言うのを見て、また泣いた。 涙腺が弱くなったものだ。
by blue23h
| 2014-05-17 10:42
| 日常
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