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2014年 03月 06日
MRI検査時の読影医の所見に、一番大きな肝腫瘍について、
血管腫とも癌とも言えない・・という意味のことが書かれていた。 腫瘍マーカーが上がり続けていたし、抗がん剤によって小さくなったりしていたので、 まさかとは思ったが、ガンと確認できないと放射線もかけられない、ということで、 もう一度、造影剤を変えてMRIを撮ることになった。 そしてその結果は、主治医いわく「悩ましい結果」 読影医はまた、どちらとも言えないという意味の記述。 これをはっきりさせるには、もう「PET」しかないということで受けたPET検査だった。 主治医は、わたしにヘンな期待を持たせないように 「アバスチンの影響で、はっきりとしないだけで、大きいのはガンに間違いないと思う」 と何回も言った。 わたしも、ヘンな期待を持ちたくないので、 「私も、そう思います。だって、腫瘍マーカーは上がってるし、 抗がん剤によって大きくなったり小さくなったりするんですから」 と、自分に言い聞かせるように言った。 でも、考えないようにしても、その思いは、ボディーブローのようにじわじわときて、 「もし、もしも、肝腫瘍が全部、血管腫だったら・・・ 2年近く、しなくても良い抗がん剤をして、耐性まで付けてしまったことになるのか? でも、ほんとうにそうだったら、奇跡だよ。奇跡が本当に起きるのか? そう考えたらワクワクするから、子供たちに言いたい!でも・・違ったら? やっぱり、絶対に言えないわ・・・ 誰かに言いたいけど、誰にも言えないわ・・・」 初めの頃は軽く考えていたが、だんだんと、 「自分がまだ生きられるのか、生きられないのか、わからない」 という宙ぶらりんな状態に、気持ちが耐えられなくなってきて、心臓がバクバクしたり、きゅーんとしたり。 PETから今日まで、気持ちはへとへとになった。 そして、PETの結果、 「肝臓の一番大きい腫瘍は、ガンの反応が出ています」 以前からあった、それより少し小さい腫瘍と、MRIでみつかった小さい腫瘍は血管腫と思われる。 そして、身体のほかの部位に異常は無いと。 やっぱりね・・・。 主治医は、 「少し小さい腫瘍に関しては、今回反応は出ていませんが、私はこれはガンだと思います。 他の3.4こある小さいものは『PETを信じれば』血管腫で良いのかもしれませんが、 血管腫に針を刺す生検は出来ませんから、PET以上に調べる方法はもうありません。」 CTもMRIも、PETで出た結果でさえも、確実にそうだと言いきれない。 これが今の医学の現状なのです。 ならば、検査で「肝転移に矛盾しない影」と言われ、治療をしていても、 何年もそこだけで、ほかに増えてこないなら、もしかして、ほんとうにもしかしてだけれど、 肝転移ではない人もいるかもしれない。 期待させるようなことを書くのもどうかと迷ったけれど、 トリネガで肝転移ときたら、調べれば調べるほど、もうどうせ助からないと思った命じゃない? 血管腫やがんもどきだったら儲けもん、奇跡。でも、無いことも無いんじゃないか? 世の中に絶対は無いのだ。 私は違っちゃったけど、だれか、逆転ホームラン、かましてやってくれぃ! さて、私はどうするか。 以前主治医は、3こ以下なら、放射線適応だと言った。 でも、主治医の性格上、リスクをちゃんと理解したうえで無いと進めない。 「せっかく頑張って治療しても、またすぐに他から出てくることもあります。 乳癌の場合は特に。今までもそんな例を何件もみてきました。 怖いのは、放射線をしたことで、肝機能が悪くなることです。 そのせいで、抗がん剤治療を中止しなければならないこともあります。 もちろんその他にも副作用はあります。」 もう何回も言われた。 そして、「セカンドオピニオンをとっても良いかと思います」 うーん、この件で、セカオピ・・・ 意味が無いといわれるか、やってみてもいいけど・・といわれるか。 どちらかだろう。 それがいい!ともろ手を挙げて賛成してくれる医師はいないだろう。 主治医は、どうしたくて、そんなことを言うのか。 止めたいのだろうか。 でも、これだけ検査やりきって、やれる条件そろってる今。 今しかないでしょ! わたしにしたら、やるしかないでしょ! 「リスクの例は最悪の場合ですよね。抗がん剤を中止しても、また状態が良くなれば再開と言うこともありますよね」 「もちろん、再開はあり得ます」 ここでリスクを恐れたら、進めない。 試せる抗がん剤がまだあると言っても、私に効く抗がん剤がいくつあるのかわからない。 それまで私はすっかり、薬の効き目に身を委ねるしかないと思ってすごしていたのだよ。 だけど主治医の、 「大腸がんの場合など、肝臓や肺だけの転移の場合、取ってしまえば そのまま再発しない方も多いので、大腸がんでは、 出てくると取ったり放射線と言うのが普通に行われているのですが、 乳癌の場合はもう散らばってる場合が多く、取ってもすぐ他から出てるので、 患者さんも、せっかく大変な思いをして治療頑張ってもがっかりなことが多かったので、 今はやっていません。でも、(私のように)長い期間、肝転移のみできているとなると、 もしかして、取ったら、そのまま出てこないよ・・と言う人も 中には居るのかもしれない、と思うことはあります」 それを聞いてしまったら・・・ 生きるための努力をしたうえで、結果駄目だったとなれば潔く死ねるが、 試せるのに試さないで、薬の効果に身をゆだねてるだけの自分が許せるか? 後悔したくないでしょ?って思っちゃったんだから。 その気持ちの勢いにまかせ、ここまで突き進んできたんだから。 「やる方向でお願いします」 放射線医と消化器科医と連絡を取り、 とりあえず来週、消化器科の診察を受けたのち、乳腺外科で最終の結論と言うことになった。
by blue23h
| 2014-03-06 21:13
| 乳癌 治療
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